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前回記事では、2200万円でスタートした我が家のサイドFIREの老後までのマネープランをご紹介しました。
・教育費、老後資金として運用するための予算を取り分ける
・残額を事業費・生活費として取り崩す
・足りない分を事業収入で補てんしていく
・節税もしっかりと
このようにざっくりと管理しています。
我が家は質素系サイドFIREの民。
節約できる部分はしっかりと、お金の適正化を測っていく必要があります。
生活を切り詰めるような節約の仕方は心がすさむので、我が家で主に取り組んでいるのは、生活費の中で予算を占めがちな「家賃」「保険」「通信料」の固定費を削減すること。
今回はこちらの3点に関してご紹介していきます。
現在の家賃は0円!?将来的には月額1万円
夫が脱サラしたタイミングで、折しも私の母の体調が悪くなり、身の回りの世話が必要になったため実家での同居を余儀なくされました。
二世帯住宅の作りではないため、2階(6畳二間)と物置に私たち家族の荷物を押し込み、なんとか生活しています。
(実家は4LDK、建坪約36坪、築45年、1階部分のみ20年前にリフォーム済み)
狭い暮らしですが、日中は子供は幼稚園、夫は同じ敷地内に建っている別棟の建物で仕事をしているため、私一人で2階を使う分には問題なく済んでいます。
(両親は1階のそれぞれの部屋で過ごしています)
実家の固定資産税は年間約12万円。
両親の配慮で、「家賃は払わなくてもいいよ」と言われているので、住居費は今のところ0円です。
(その分、親の介護と家事全般を全て私が担っています)
両親が他界して、私がこの家を相続することになった場合でも、月に1万円くらいの額ならなんとか払っていけそう。
親との同居はストレスフルなこともありますが、暮らしを小さくするという意味では理にかなっています。
また、残り少ない両親との最後の時間を共にすることは、私自身にとっても必要なことであると感じています。
私たちが住んでいる町の家賃相場は、ファミリータイプの賃貸で7〜10万円ほど。
住居費は生活費の中でも占める割合が多い費目なので、ここを抑えることができると暮らしがかなり楽になります。
保険は家族三人分で5000円に抑える
保険料に関しては前回記事でも少し触れましたが、家族三人分で5000円を目安に見直しをしました。
見直し前(会社員時代)の保険料は夫婦二人で年間約28万円。
現在は年間約6万3000円です。
年間20万円以上の節約はかなり大きい額です。
家族それぞれで目的をもった見直しをしたので、少ない掛け金で納得&満足のできる内容となりました。
大黒柱の夫は死亡保障メイン
保険の見直しをする際のポイントは、有事の時にどれくらいのお金が必要なのかをきちんと計算することです。
この額を自分のライフスタイルに合わせて計算することができると、必然的に必要な保障額が決まってきます。
①夫の健康状態から、医療保険ではなく死亡保険をメインにすることを決める
体の弱い旦那様をお持ちの方は、医療保険を手厚くして頂きたいと思いますが、我が家の夫は社会人になってからの20数年間の間で手術・入院の経験はたった一度。
親知らずを抜いた時のみでした。
いたって健康体なのです。
ということで、医療保障に関しては国民健康保険をきちんと払うことで医療費3割負担・高額療養費制度を使うなどして、それ以上の保障はつけないこととしました。
夫に有事があった時に困るのは私と子供です。
妻と子がその後の生活を安心して送ることができる死亡保険を考えることにしました。
②夫が他界した後に入る収入と必要な生活費から保険額を決める
では、保険額を決める際の基準は何か。
それは、夫が死亡した場合に入ってくる収入「遺族年金」を計算することです。
年金の支給は、自分たちが老後を迎えた時だけではありません。
国民年金または厚生年金保険の被保険者、または被保険者だった方が亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金(遺族年金)があるのです。
保険の見直しをした時点の計算だと、我が家の遺族基礎年金+遺族厚生年金は年間約153万円。
月額12万円ほどが支給される計算でした。
追記:その後夫が個人事業主になり、我が家は遺族基礎年金(年額約100万円)のみしか支給されない世帯となりました。(遺族厚生年金は加入期間が25年以上の人が対象となるため)
参考:日本年金機構
遺族年金だけでは生活できないため、私が働く場合、
(親の介護があるため、フルタイムでは働けないと仮定)
収入源 | 金額 |
遺族年金 | ¥80,000 |
妻収入 | ¥50,000 |
預金取り崩し | ¥40,000 |
合計 | ¥170,000 |
生活費を20万円とした場合の差額は3万円となります。
ということは、月額3万円以上を補てんできる保障内容でOKとなります。
年間にすると約36万円。
保険検討当時1歳だった子供が成人するまでに必要な額、20年で720万円。
→1000万円の保険金が入れば十分にやっていくことが可能です。
なるべく毎月の支払額(掛け捨て)も抑えたいので、ネット保険を利用することにしました。
10年定期保険 死亡時1000万円保障
月額2614円支払い
10年後には状況も変わっている可能性もあるので、また保険の見直しをする予定ですが、現在のところはこの保険内容で納得しています。
過去に入院・手術歴のある妻の保険は医療保障もついたバランス型
特別体が弱いというわけではないのですが、私は過去に2度の手術と3度の入院を経験しています。
独身時代から医療保険には入っていたので、その度に保険金のお世話になりました。
高額療養費制度を活用するとしても、8万円ほどの負担(当時の収入状況から計算された負担額)は自費になるため、その分を補える医療保険は大変ありがたかったです。
夫が個人事業主になったため、私が死亡した場合にも少しのお金が入った方が家族のためになると思い、死亡・医療のバランス型の保険に入ることにしました。
共済系の保険は毎年割戻金があるため、実質的な掛金負担は更に安くなります。
総合保障2型:死亡時400〜1000万 入院日額4500円〜
月額2000円支払い
参考までに、令和2年度の総合保障2型の割戻率は26.03%。
1年間の支払額は2万4000円で、そこから出資金(掛け金の5%相当額)が引かれ、5047円が返金されました。
1ヶ月の掛け金が1579円まで抑えられた計算となります。
(注:割戻率は毎年変わります)
子供のお守り保険
子供の保険に関しては迷うところもありましたが、年齢が小さいうちだけお守りとして入ることにしました。
現在3歳。
やんちゃ盛りに益々磨きがかかってきました。
そのため、入院やケガの通院、手術、第三者への損害賠償まで幅広くカバーしてくれる保障内容のものにしています。
妻と同様、共済系の保険なので割り戻し金があるため、実質的な掛金負担は更に安くなります。
生命共済こども1型:死亡時50万円〜 入院日額5000円〜 損害賠償100万円
月掛金1000円
令和2年度のこども型の割戻率は30.44%。
1年間の支払額は1万2000円で、そこから出資金(掛け金の5%相当額)が引かれ、3652円が返金されました。
1ヶ月の掛け金が695円まで抑えられた計算となります。
(注:割戻率は毎年変わります)
8月に割り戻し金が入金されると、家族全員分の去年の月額保険料は下記の通りとなります。
被保険者 | 金額 |
夫 | ¥2,614 |
妻 | ¥1,579 |
子 | ¥695 |
合計 | ¥4,888 |
5000円以内に抑えることができました。
保険の見直しを行う際に参考にしたのはこちらの書籍です。
格安SIMを利用してモバイル通信料は夫婦で2000円以内
妻:1000円前後
夫:440円
我が家は夫婦ともに格安SIM(IIJmio)を利用しています。
夫は以前スマホを持っていましたが、7年前からスマホ利用を辞めました。
代わりにiPadを常に携帯しており、連絡が必要な際はLINEやフリーメールを使っています。
現在は音声通話無し、通信料のみのデータ2ギガプランを利用しているため、月額固定で440円(税込)。
自宅ではwi-fiを利用しているため、少ないギガ数でも十分に足りています。
(現在の夫の仕事は主に自宅作業。外で仕事をするのは月に数回と限られているため)
一方妻の私はiPhoneを所持しているため、音声通話ありの2ギガプランを利用。
通話料は従量制となっているため、月額固定の850円(税込)にプラスして使った分の通話料が加算されます。
月によって変動がありますが、トータル1000円前後で済んでいます。

以前は夫婦合わせて3000円ほどの通信料(モバイルのみ)がかかっていましたが、2021年4月のプラン改正(追記:更に2022年にもプラン改正あり)で上記プランに変更することで更に月額料金が安くなりました。
独身時代から結婚2年目まで、私は大手3大キャリアを利用していました。
当時のスマホ利用料は1万円前後だったので、その頃から比べると9割ほど節約することができ、生活費への影響も少なくなりました。
通信料は必要な経費で、毎月必ずかかる出費なので一度見直しを行うとその後の生活がとても楽になります。
固定費の節約としては絶対に見逃せない項目のひとつです。
固定費の節約で年間約39万円を削減
以上が我が家の三大固定品の節約方法でした。
55,200円/年→0円/年
会社員時代は古い社宅に住んでいたため、十分に費用は抑えられていましたが、更に年間5万円の削減は大きいですね。
約28万円/年→約6万円/年
約13万円/年→約2万4000円/年
合計約39万円
1ヶ月の生活費を20万円以内にすると、約2ヶ月分の生活費を削減できたことになります。
少しの手間で変更できる費目があるのであれば、契約を乗り換えない手はありません。
2ヶ月分の生活費を無理に稼がなくてもよくなるわけですから、固定費の節約は収入の増加といっても過言ではないでしょう。
できるところから始めてみるのがオススメです♪