これまで、様々な角度から我が家が質素系サイドFIREに至るまでの経緯や資産額をお伝えしてきました。
本日の記事では、これまでの記事の内容をまとめつつ、結局質素系サイドFIREには何が必要なのか?というお話をしたいと思います。
質素系サイドFIREをはじめたきっかけ
夫がコロナ禍に入る直前に脱サラ。
景気的な面から見ると、あまり良いタイミングだったとは言えませんが、あまり先のことを考え過ぎても前には進めません。
我々には「そういう時期だった」のだと腹をくくりつつ、預貯金と退職金で今後のことを考える機会を与えられました。
夫が前職を退職してから1年ほど経った頃、生活の工夫をすれば、少ない資産でもサイドFIREできるのではないか?むしろ、今のこの状況こそがサイドFIREなのではないかと気づきました。
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サイドFIREを果たした時の我が家の資産額
赤裸々に綴るのは恥ずかしいなと思いながらも、実際どれくらいの資産でサイドFIREに足をつっこんだのか、この記事を読んで下さる方の参考になればと思い公開。
恐らくサイドFIREの民としては最低レベルのラインではないでしょうか?
最低レベルだけれども、この額でも出来なくはない・・・。
これなら私でも手が届くかも・・・と思って頂けるような資産額。
そんなわけで、我が家は「質素系サイドFIRE」と名付けています。
終身雇用制度もゆらぐ昨今、会社という組織から離れてみるのも長い人生を楽しく生き抜いていくための一つの手段です。
やりがいのある仕事を自分で生み出していくことは苦労もありますが、働く自由度が上がることは間違いなし。
資産が少なくても、負債(ローン)がないことと、少しの事業収入があれば、質素系サイドFIREをはじめることは難しくありません。
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老後までのマネープラン
そんなに少ない資産でサイドFIREとかしちゃって、老後はどうするの?
と気になってしまった方への記事はこちら。
ポイントは、元々の総資産額から
・教育費、老後資金として運用するための予算を取り分ける
・残額を事業費・生活費として取り崩す
・足りない分を事業収入で補てんしていく
・節税もしっかりと
年金受給が先に始まる年上の夫の年齢に合わせたマネープランを立てています。
そして年金の繰り上げ受給をすることが前提のプラン。
受給額が減額になるのを承知の上で、夫が60歳になるまでの13年で計画をたてています。
NISAやiDeCoなど、あらかじめわかっている支出をとりわけ、残った額で毎年取り崩しできる預金額で予算組み。
質素系サイドFIREの民には節税対策は絶対に必要なので、これも漏れなくしっかりと。
お金の勉強をすることは、自分の資産を減らさない(守る)ことに直結します。
情報をしっかりと取りに行った者が勝ちです。
固定費節約術
預金の取り崩しを少しでも抑えるべく、無理のない範囲で固定費を節約している方法。
・生活費の中で多くを占める家賃・保険・通信料の見直しを行う
・食費などの変動費を切り詰めるような無理な節約はしない
我が家はこれで年間約39万円の節約をしました。
できることから少しずつ始めてみるのがおすすめ。
また、自分のライフスタイルにあった節約方法を選ぶのがよいでしょう。
節約することでストレスが溜まる(自分の心的負担が大きい)やり方はつづかないので、何をして何をしないか、取捨選択は大切です。
年金受給後の老後
さて、やっと年金受給開始の年齢に到達!
少ない資産でようやくここまで辿り着いたけれど、この先ってどうするの?
繰り上げ受給で減額された年金では到底生活できないでしょ?
という疑問にお答えするのがこちらの記事。
生活費の主な柱は、
・年金を繰り上げ(60歳)受給する
・iDeCoとつみたてNISAをハシゴしながら取り崩していく
・健康が続く限り事業を営む
夫との年齢差を考慮した資産の取り崩しプラン、妻が年金受給タイミングになった時の夫の事業の縮小などを視野に入れた老後プランをお伝えしています。
子供の教育費
さて、ここまでの記事は主に夫婦のことに触れてきましたが、子供のことはどうするのか。
教育費に関する主な柱は、
・ジュニアNISA
・夫のNISA
・修学支援制度の活用
などで賄いたいと考えています。
子供には金銭面に関係なく進学先を選んで貰いたいとは思いつつも、資産運用だけではどうにもならなくなった場合、公的支援制度を活用することも視野に入れています。
遺産相続があった場合
質素系サイドFIREの民としては、譲り受けられる物があれば大変ありがたいのですが、今のところ夫の実家の財産は放棄予定。
妻の実家は義兄との分割協議が今後どのように進むのかは皆目検討もつきません。
固定資産税からおおよその資産額は把握していますが、あって無いようなものと思っていた方が気が楽。
こちらの記事では実家の不動産に関して、ご紹介しています↓
まとめ(質素系サイドFIREの条件とは)
以上を踏まえると、質素系サイドFIREは1ヶ月の生活費を20万円(年240万円)でやりくりすることが前提になります。
(より少ない生活費で生活できれば尚よし)
遊興費にお金を使いたい人、買い物など消費行動が好きな人には向いていないライフスタイルといえるでしょう。
私たち夫婦はお互いに物欲も少なく、趣味にかかるお金も多くないため、この程度で十分やっていけますが、派手な生活が好みの人には質素系サイドFIREは難しいため、がっつり資産を築いてからFIREしていただきたいと思います。
でももし、今の仕事にやりがいを感じられなくて、会社の未来にも期待が出来ないようであれば、決して多くはない資産でも、やりようによってはFIREできるよ。。。という希望を持って頂きたい。
我が家の事例は参考にならない部分もあるかもしれませんが、こんなに少ない資産でもやり方次第ではサイドFIREが出来る事例の一つとしてFIREの夢を持つ方への指標になれば幸いです。